19世紀ギター ドイツ製 1800年代後半〜 小売業者

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フォルムや細部の作りで19世紀後期頃のドイツ製と推定されます。バインディングやロゼットのシンプルな飾りはドイツ製で多く見られます。 こちらはドイツのオーナー様より入手して日本で半年以上時間をかけてレストアしたものです。 トップは推定で、松、サイドとバックは楓ですのでバイオリン製作者の作と思われます。サインや銘はありませんので製作者は不明です。 サイド、バックのハカランダ模様は特殊な技法を用いたリアルなペイント又はスタンプが施されたものが残っており希少です。ペグは真鍮製の当時の物です。左右似ていますが型が違うのでどちらかは後に補修された物と思います。指板は珍しく楓の黒塗装ではなくハカランダかローズウッドです レストアはトップとバックの割れの修復です。バック板を一旦剥がして、補強のチップを付けて接着、もとの状態に戻しています。またブリッジの補修により弦高の調整をしています。 オリジナルの塗装はオイルニスと思われます。 レストアの塗装は当時の物に近いと思われるバイオリン用のオイルニスを配合してを数十回塗布乾燥、軽く研磨を繰り返し現時点まできています。元の塗装を剥がさず上からコーティングしています。 ネックの状態は入手時より良いので補修は必要はありませんでした。 現代のアコースティックギターのようなブリッジのエンドピンは19世紀ギターの定番です。弦はクラシックギター用ナイロン弦を使用します。ローテンションよりさらに弱いのオリジナルの弦セットを使用していますので、弦を押さえるのがかなり容易で楽に演奏できます。(最適な弦セットの内容はご購入後にお伝えします) 大きさ本体長さ450 上の最大幅240下の最大幅310 弦長620 ナット幅45 弦高2.5~3ぐらい 発送用のギターケースに入れてメルカリ便またはヤマト便で発送します。 制作時より100年以上が経過して偶然生き残ったギターです。修理調整して演奏可能で、すぐに壊れたりするものではありませんが、現代のように機械化された設備で作られたものではなく、たいした電動機械工具の無い時代にハンドメイドで制作されたものです。制作された時代背景なども考慮していただける方。ギターの構造についてある程度の知識がある方のご購入をお待ちしています。

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